小説家やライター、声優になるためには専門学校に通うべきか?

小説家やライター、声優になるためには専門学校に通うべきか?

小説家やシナリオライター、声優になるのに専門学校に通った方がいいのか?
本気で目指すからこそ、迷うところではないでしょうか。
今日はこの辺りに関して、解説していきます。

大前提として

私はプロの小説家やシナリオライター、元声優の知り合いがいます。
それぞれ、専門学校に通ってプロになった方と、学校には通わず独学でプロになった方がいます。

プロになるのに専門学校に行った方がいいのか?
結論を言うと、『行かなくてもなれる』です。

ですが、やはり専門学校に行く方がプロにはなりやすいです。
私も実際にシナリオの専門学校に通った後に、ゲームのシナリオライターに転職しました。
なので、通えるのであれば通った方がいいでしょう。

ただし、ここで勘違いしていけないのは、
専門学校に行ったからといっても、『必ずなれるわけではない』です。

まとめますと、
『プロになるのに専門学校に通わなくもいいが、通った方がなりやすい』です。

メリットについて

次に専門学校に通うメリットを書きたいと思います。

一番大きなメリットは『プロ目線』での助言がもらえるということです。
感想をもらうだけなら、知人や友人などに頼めばもらえるでしょう。
ですが、「的確な」助言をもらうには、やはりプロ目線かどうかが重要です。

感想をもらう人がシナリオや演技に対して知識があればいいのですが、
そういう人を見つける方が大変だと思います。

しかも、中途半端にかじっている人の方が厄介なことが多いです。
というのも、変に知識があっても、実際に制作や演技をしていないと、
『理想論』や、その人『独特の考え方』を言われることがあります。

その場合、その感想が必ずしもあなたのプラスになるとは限りません。
その人の理想や独特の考え方が、必ずしもあなたに『合う』かわからないからです。

野球を例に挙げてみましょう。
イチローや野茂(年がバレますね。。)のバッティングや投球フォームを正確に再現できたとしても
イチローや野茂と同じ結果を残せるでしょうか?
答えはノーです。

彼らは『自分に合ったフォーム』を追求し、完成させたからこそ、極めることができたのです。

それは創作や演技にも言えることです。
あなたにはあなたに合った、目指すべき道があります。
創作で言えばギャグなどのラノベ方面を目指すのか、テレビドラマなど現実方面を目指すのかで大きく方向性が変わります。

演技に関して言えば、あなたの声質に合った方向性の演じ方を目指さなければなりません。

その道のプロではない限り、『あなたに合った方向性』を考えて助言をするのは難しいでしょう。
(この辺はプロでも難しいところです)

学校に通うということは、講師は長い時間、あなたのことを見ていますので、
どういう方向性が合っているのかというのを見極めやすいのです。

なので、的確な助言を貰うのなら専門学校に通う方が、より勉強になります。

ただし、専門学校に通う際に注意しなくてはならないことがあります。
それはあなたが目指したい分野の講師がいるかどうかです。
たとえ、『プロのシナリオライター』でも、全方面に詳しいわけではありません。

医者と同じで、プロであれば必ず『専門』の分野があります。
医者は一般人と比べて医学の知識はありますが、医師それぞれに専門の分野があります。
内科なのか外科なのかで異なってきます。
外科専門の医師になりたいのに、内科の医師の元に修行に行っても、成果は思ったよりも得られないでしょう。

それは創作や演技でも同じことが言えます。
学校に通う際は講師である先生を調べてから、どこの学校にするかを選びましょう。。

この辺の注意点に関しては下記の記事に詳しく書いてあるので、読んでみてください。
シナリオ講座や小説学校の選び方のコツ

学校に通う、次のメリットとしては『コネ』を得られることです。
つまりはデビューしやすいという点が挙げられます。

専門学校には必ず、その業界での繋がりがあります。
つまりは『デビュー枠』を持っています。
公募やオーディションの情報も多く入ってきますし、黙っていても学校側から情報がおりてきます。

これが独学ですと、全部自分で調べないといけません。
また、公募やオーディション時の『注意点』なども教えてくれます。

生徒をどれだけデビューさせられるかが学校の実績になるので、『学校側も必死』なわけです。
公募やオーディションの肝を知っているかどうかは、かなりのアドバンテージになるわけです。

注意点

次は専門学校に通うにあたっての注意点を書きたいと思います。

最初にも書きましたが
『専門学校に通ったからといって、必ずデビューできるわけではない」という部分です。

実は意外なことに『学校に通っていることに満足する』人が多いです。
学校に通っているからデビューができるだろうと考えたり
学校に通っていることで『プロを目指しいる』という気分で満足してしまうのです。

小説家、シナリオライター、声優、どれも『専門職』です。
プロの技術がないとなれません。
そして、プロの技術を習得するにはかなりの努力が必要です。
講義を受けただけでなれる職業ではありません。

専門学校に通うからといっても、『努力しなくてもいいわけではない』のです。
『効率よく勉強できる』だけです。

さらに注意しないといけないのは友人です。
始めは誰でも気合が入っていますので、周りは全員、やる気に満ち溢れているでしょう。
ですが、1ヵ月、2ヵ月と過ぎるうちに、モチベーションが落ちていく人が多くなっていきます。
そして厄介なことに、人間は『流されてしまう生き物』です。
周りの友達がモチベーションが落ちてしまうと、自分も落ちていってしまうものなのです。

たとえば小説やシナリオなどは、書くのではなく
どうしても楽なインプットが多くなり、最悪な状態になるとインプットしかしなくなってしまいます。
つまり、アニメや映画、小説などを読んで、その感想を周りと話すことで満足してしまうのです。
その時は、創作に対して議論しているので、『勉強している』という気分になります。
たしかに勉強にはなりますが、『アウトプットして初めて』勉強になります。
バットの振り方が詳しくても、実際にホームランは打てないのと一緒です。

専門学校に通うと、どうしてもモチベーションが、良くも悪くも『周り』に影響してしまうのです。 
専門学校の講師に聞いた話ですが、デビュー者が出る年は一気に大人数が出るが、出ない時には一人も出ない
という話を聞いたことがあります。

つまり、周りがモチベーションが高い人ばかりであれば
それに影響して、自分も引っ張られてモチベーションが高まるということです。

ただ、こればかりは自分で何とかできるわけではありません。
周りがモチベーションが低くなっていると感じたときは、距離を空けるというのも大切です。
その際に周りからは「付き合いが悪い」と嫌な顔をされるかもしれません。
ですが、考えてみてください。
何のために専門学校に通うのでしょうか?
プロになるためです。

数年の人付き合いのために、将来の道を閉ざしてしまっては意味がありません。
一人でも孤独に進む決意をもって、勉強していきましょう。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。