ゲーム会社に入ったら初めにやるべきこと

新しいゲーム会社に入ったときや、別プロジェクトに配属されたときに最初に何をやるかわからないということがあるのではないでしょうか。
最初なんだから、上司や先輩の指示に従えばいいと思うかもしれません。
確かにそれはあります。
ですが、指示されたことの裏を考えて動けるかどうかで、プロジェクトの中でのあなたのポジショニングが決まってきます。
入ったばかりは慣れることを優先するので、仕事も振られずに楽だと思いがちですが、仕事を振られていないときにこそやっておくべきことを解説していきます。

ゲームをプレイする

まず、プロジェクトに配属された時に指示されるのは『ゲームをプレイする』とこです。
当たり前ですね。どこの会社でも、どのプロジェクトでも絶対に最初に指示されることです。

ですが、『どんな視点』でやるかが重要です。
単に適当にやっていてはダメです。

ゲームをやる際に何を見るべきかは『機能』です。
どんな機能があるのか、それがどういう機能なのかを理解する必要があります。

やってしまう失敗としてはゲーム上で『シナリオを読む』ことです。
正直に言って、ゲーム上でシナリオを読むことは効率が悪すぎです。
シナリオは絶対に別でシナリオファイルがあるはずなので、テキストで読むべきです。
ゲーム上でシナリオを読む際は、バトルが入ったり、演出が入ったりと集中して読めないですし、次のシナリオを読むまでに時間がかかってしまうからです。

話を戻して、どういう形で機能を見ていくかを考えていきましょう。
それは、あなたの職種で決まっていきます。
プランナーであれば、『仕様』や『レベルデザイン』、『何を目的とした機能なのか』という視点で見ていくべきでしょう。
テキストであれば『どこでテキストが表示』されるか、『どこでボイスが出る』かというのを洗い出しておくのが重要です。
それにより、いざ、実際に仕事を振られた時にどういった形で進めればいいかというのを理解した上で作業を進められるので、最初からクォリティが高くなっていきます。

ですので、まずは実装されている『全機能』を一通り見ておくというのを念頭に置いて、ゲームをプレイしてみてください。
絶対に、ストーリーを見るとかレベル上げをするとか、純粋に楽しもうとしていてはダメです。
なので、ゲームプレイは実際にゲームを一からスタートさせるよりも、テストアカウントで全機能を開放されたデーターでやることをお勧めします。
本番データーで一からユーザー視点でゲームをプレイすることも重要ですが、それは後々にコツコツとやるのがいいでしょう。
まずは機能を理解しましょう。

データの場所とディレクトリを把握する

ゲーム会社では(他の会社でもそうだと思いますが)必ずデータを整理して置いてある場所があります。
まずはその場所を把握しておくと、作業をする上で楽になります。
何をするにも、今まで作成されているデータを見るが一番早いです。

よく、「わからなかったら聞いて」と言われると思いますが、これを文字通り、わからなかったことを「なんでもすぐに聞く」というのはお勧めできません。
わからないんだから、聞かないと話にならないだろ! わからないままにする方がマズいだろ!と思うでしょうか。
確かに、わからないのにそのままにするのはかなりマズいです。
ですが、わからなかったら、『聞く前に調べる』というのを癖にしておいてください。
昔流行った言葉で『ググれカス』というのがありました。
グーグルで調べればすぐにわかることなのに、それをわざわざ先輩や上司に聞くというのは、煩わしいと思われます。
先輩や上司も時間が無い中、作業をしています。
下手をすると時間に追われながら必死で作業している状態かもしれません。
そんな中、調べれば秒でわかることを聞かれたらどうでしょうか?
あなたがその先輩や上司の立場だったとしたら、嫌な顔はしないしても、『いや、これくらいは自分で調べてくれよ』と思ってしまうのではないでしょうか。
ですが、それを『ちゃんと調べた上で分からない』という状態だったらどうでしょうか。
印象は全然違います。
『ああ、それはわからないところだよね』と、快く教えてくれるでしょう。

わからないことがあれば、まずは『実装されているデータを見てみる』というのをやるだけで、そのプロジェクトでの仕事のコツがわかってきますので、お勧めです。
そのためにも、まずは『データがどこにあるのか』というのは、初めに聞いておきましょう。

設定書を作成(更新)する

ゲーム業界ではあるあるなのですが、土台となる資料は開発時に作りはするが、運用が始まると更新が止まることが多いです。
もしくはそもそも資料が存在しないということもあります。
キャラの設定書や世界観設定など、設定まわりの資料は置き去りにされることが多いです。

なので、そういう場合、その資料の作成や更新をしてもいいかを提案してみましょう。
こういう資料は無くても仕事は回るのですが、あると物凄く便利なのと、矛盾などが出なくなるので、ある方が絶対いいです。
世界観やキャラ設定などは、シナリオが進むに従って掘り下げなどがあり、ドンドン増えていきます。
ここを管理しないと、「あれ? 前にああなっていたのに、矛盾するんじゃない?」とユーザーの方から突っ込みが来ます。
こういうことが起こるとテキスト側の信用度が落ちていくので、絶対に避けるべきところです。
なので、資料があることと最新であることはチームにとってプラスになっていきます。

また、資料の作成や更新することで理解度がかなり違ってきます。
シナリオを読むだけなのと、設定書をまとめるのでは、理解度は全く変わってきます。
先輩やうまくいくとチーム内で一番理解できるチャンスです。

このポジショニングになれれば、チーム内で重宝されます。
それはテキストチームだけではなく、他の部署の人からも「設定のことに関しては〇〇さんに聞けばいい』という流れになります。
つまり、頼られる存在になるということです。
まあ、そのせいで確認する作業が増えるということがありますが、その場合は上司に相談して『監修工数時間』を別途取っておいてください。
絶対に、残業して増えた分の確認をすることは止めましょう。
監修工数時間は思ったより時間がかかるものです。
他の人と同じ作業をしながら、他の部署からくるものの監修をしていくと雪だるま式に作業時間増え、詰みます。

上司と相談して『監修者』というポジションとしての地位に座ることをお勧めします。
あなたが作業できない分、仕事が溢れますが、それはまた、新しい人を雇えばいいだけです。
費用がかかるので嫌がられるかもしれませんが、監修ができるあなたが潰れて会社を去ってしまうことを考えれば、新しく人を雇う方がいいと考え直してくれるでしょう。
もし、それでも渋って、残業を頼んでくるようであれば、その会社にいることはあなたに対して悪影響でしかないので『転職』をお勧めします。

それでは今回はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。