本編

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【シナリオブログ】妖怪退治は放課後に 第2話③

  • 2018.07.29

○ シーン 7 生研の部室。 怪我の治療をしている和馬。 和馬「痛い、痛いです、雫先輩」 雫「暴れないで……」 夏姫「ったく、大げさだな。ちょっと、背中切られただけじゃねえか」 和馬「ちょっとって言っても、血が出てるんですよ」 夏姫「カスリ傷じゃねえかよ。大体、あんなの、俺は簡単にかわせたんだ。お前が怪我したのは、全くの無意味だな」 和馬「そういうことは思ってても、口に出さないでください。それに、 […]

【シナリオブログ】妖怪退治は放課後に 第2話②

  • 2018.07.29

○ シーン 5 和馬と和泉京太(16)が、廊下を走っている。 和馬「待ってよ、京太」 京太「ほら、急げって、和馬」 和馬「今度は、何なのさ」 京太「二年の男が女にフラレて、キレて暴れてるんだよっ!」 和馬「また、そんな荒っぽいこと? それなら、夏姫先輩に頼んだ方がいいって」 京太「見つからないし、お前の方が頼みやすいんだよ」 和馬「……京太さぁ……最初から夏姫先輩、探す気ないよね?」 京太「(ギク […]

【シナリオブログ】妖怪退治は放課後に 第2話①

  • 2018.07.29

人物表 芹澤 和馬(16)生物研究会新入り 蘆屋 千愛(17)陰陽師 戦国 夏姫(17)生物研究会東棟支部長 園原 雫(17)生物研究会部員 手塚 学 (17)生物研究会南棟支部長 和泉 京太(16)和馬のクラスメイト               賀茂 珠萌(16)和馬のクラスメイト その他 ○ シーン 1   書き物をしている、手塚学(17)。 学校のチャイムが鳴り響く。 手塚「(手を止めて)も […]

【シナリオブログ】龍は左手でサイを振る⑥

  • 2018.07.29

〇 同   凛と龍鬼が向かい合っている。   二人の目の前には盆茣蓙(ぼんござ)があり、その上にサイコロとツボが乗っている。 龍鬼「では始めよう。ツボは好きなのを使っていい」 凛「私はこれで」   新兵衛が使っていた普通のツボを持ち上げる凛。 新兵衛「(心配そうに)凛さん……」 凛「黙って見とけっての」 龍鬼「では、俺から……」   龍鬼がツボを振る。   変則的な金属音が響く。 龍鬼「半か丁か? […]

【シナリオブログ】龍は左手でサイを振る⑤

  • 2018.07.29

〇 黒龍組賭場(元新兵衛の賭場)   賭場には大勢の客がいる。   目が血走っている客が多く、楽しんでいる客はいない。   龍鬼がツボをあげる。 龍鬼「グサンの丁」   大勢の客の悲痛な声があがる。 龍鬼「ふん(馬鹿にした笑み)」   その時、勢い良く戸が開く。   現れたのは、新兵衛と凛。 龍鬼「なんだ、小僧。ここはもうお前の賭場じゃないんだぞ」 新兵衛「それを取り返しに来ました」   奥から浩 […]

【シナリオブログ】龍は左手でサイを振る④

  • 2018.07.29

  凛の回想。   賭場でツボを振る凛。   客たちが賭け金をはる。 凛(N)「娘は賭博にのめり込み始めた。最初は一座の為にと思ってやっていたが、いつの間にか、賭博、そのものが楽しくなっていったんだ」   凛がツボをあげると、大勢の客たちが悲痛な顔をして天井を仰ぐ。   それを見て、ニッと笑う凛。   ×     ×      × 凛「ある時、変わった客が来た。その客はその賭博師が欲しいと言ってき […]

【シナリオブログ】龍は左手でサイを振る③

  • 2018.07.29

〇 街   街の中の雰囲気は閑散としている。   その街中を歩く、凛と新兵衛。 凛「……随分としけた街だな。活気ってもんがねえ」 新兵衛「(苦笑して)昔は……父さんが生きていた時は活気のある街だったんですけど」 凛「……活気があったねえ」   閑散とした街を見渡す凛。   食べ物屋や宿屋の看板が多い。 凛「なあ、この街って、食いもん屋とか宿屋が多いよな」 新兵衛「はい。元々、この街は旅人や商人が多 […]

【シナリオブログ】龍は左手でサイを振る②

  • 2018.07.29

〇 同 新兵衛「丁!」   龍鬼がツボをあげるとサイコロの目は『一』と『四』。 龍鬼「(ニッと笑い)シッピンの半」 〇 同   スッと目を開く龍鬼。 龍鬼「ニゾロの丁」   新兵衛がツボをあげるとサイコロの目は二つとも『ニ』。 新兵衛「ニ……ニゾロの丁」     ×    ×     ×   暗転     ×    ×     × 新兵衛「(顔面蒼白)……」   スッと目を開く龍鬼。 龍鬼「これで […]

【シナリオブログ】龍は左手でサイを振る①

  • 2018.07.29

人物表 凛  (22)旅芸人 新兵衛(16)賭博師 龍鬼 (30)伝説のツボ振り師 浩蔵 (40)黒龍組の組長 源八 (48)町人 その他 ○  賭場 T「江戸時代。とある賭場」 一枚の畳の上に皿に乗った蝋燭と二つの小さなサイコロとツボが置いてある。   明かりが蝋燭だけのため、部屋は薄暗い。   着物を着た賭博師姿の凛(20)が黒い人影と向かい合って座っている。   向かいの人影は男だということ […]

【シナリオブログ】蒼天の星のように⑥

  • 2018.07.29

32 長屋の外 条庵が夜空に浮かぶ月を眺めている。 そこに、忍びの格好をした男が素早く近寄ってくる。 男「条庵様……」 条庵「……おう、どうだった?」 男「こちらが、藩主様からの信書です」 条庵「……そうか、ご苦労だったな」 男「それでは、失礼します(走り去る)」 条庵「……いよいよか」 33 長屋の裏   腕を組んで、壁にもたれかかっている京四郎。 京四郎「……」 34 街(夜) 見張りが二人、 […]

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