平和を勝ち取れ

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■概要
人数:5人
時間:5分

■ジャンル
アニメ、ファンタジー、シリアス

■キャスト
勇者
魔王
勇者の仲間1~2
魔物1~2
王様

■台本

〇城・王の間

勇者の仲間たちと魔王とその配下が闘っている。

勇者「はあああああ!」

魔王「くっ!」

勇者の仲間1「勇者様、頑張って!」

魔物1「魔王様! やつもギリギリです」

勇者と魔王の戦いが激化してく。

魔王が様々な魔法を使い、勇者がその魔法を避けながら、魔王に向かって剣を振り下ろす。

しかし、剣は魔王のバリアによって阻まれる。

勇者「なんだと!?」

魔王「我が父がその剣には手を焼いた……いや、その剣に討たれたからな」

勇者「はあ、はあ、はあ……」

魔王「さあ、終わりだ、勇者よ」

勇者「くそ。俺は勇者だ! こんなところで負けるわけにはいかないんだ!」

魔王「ふん。それはこっちも同じことだ!」

再び、勇者と魔王が戦いを繰り広げる。

そして、ついに決着が着く。

勇者「ぐあっ!」

勇者が吹き飛び、壁に叩きつけられる。

勇者の仲間2「勇者様が……負けた?」

勇者の仲間1「そんな……」

逆に魔王の配下たちが歓声を上げる。

魔物2「魔王様!」

魔物2「つ、ついにやりましたね」

魔王「はあ、はあ、はあ……。いや、まだだ」

魔王は再び、マントを羽織り、奥の扉へと向かう。

そして、扉を開ける。

〇城・玉座の間

扉を潜って、魔王と魔物たちが部屋に入って来る。

それを見て、王様が目を見開き、その臣下たちも動揺の声を上げる。

王様「ば、バカな……。勇者は?」

魔王「この状況が物語っているはずだ。わかるだろ?」

王様「……」

魔王「さあ、人間たちの最大の戦力である勇者が負けたわけだがどうする? 王として、お前も剣を取り、闘うか?」

王様「いや、私の……いや、人間の敗北だ」

ワーッと、魔物たちが喜ぶ。

魔王「では、こちらの条件を飲んでもらおう」

王様「……」

魔王「まず、魔障大陸から、全ての人間たちの撤退。それと、今、各地で行われている魔物狩りの禁止だ」

王様「……わかった」

魔王「……」

〇魔王の城

玉座に座った魔王の前には大勢の魔物が控えている。

魔王「皆の者。ようやく、長き戦いに終止符を打つことができた。これでもう、人間たちに怯える必要は無くなった」

ワーッと魔物たちが喜ぶ。

魔王「これからは魔物たちが安心して暮らせる世界にしていこうと思う。これからも、皆の力を貸してくれ」

先ほどよりももっと大きな歓声が上がる。

魔王「……父上。ようやく、平和を勝ち取ることが出来ました。これからはこの平和を崩さぬよう、努力していきます。どうか、冥府から見守っていてください……」

祈りを捧げる魔王。

終わり。

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