修学旅行

NO IMAGE

〈前の10枚シナリオへ〉   〈次の10枚シナリオへ〉  

〈声劇用の台本一覧へ〉

■概要
人数:5人
時間:5分

■ジャンル
ボイスドラマ、現代、コメディ

■キャスト
啓子(けいこ)
伽耶(かや)
蒼真(そうま)
蒼大(そうた)
蒼士(そうし)

■台本

教室内が賑わっている。

啓子「ねえねえ。伽耶はどこ行きたい?」
伽耶「んー。原宿は外せないよねー。啓子は?」
啓子「渋谷に行きたいかな」
伽耶「じゃ、渋谷に行ってから、原宿ってルートにする?」
啓子「そうだね。……けどさー。修学旅行は海外だって楽しみにしてたんだけどなー」
伽耶「しょうがないよ。行けるだけマシって考えよ」
啓子「そうだね。じゃ、渋谷と原宿をブラブラするってことで」
伽耶「おっけー!」

そこに3人の足音が迫る。

蒼真「ふははははは!」
蒼大「甘い、甘い」
蒼士「あまーい!」
啓子「げっ! 蒼(あお)い三バカトリオ!」
蒼真「お前らはあれだな」
蒼大「修学旅行を」
蒼士「舐めてるな」
伽耶「……なんなの?」
蒼真「行っておく。修学旅行とは戦いだ!」
啓子「何言ってんの、あんたら」
蒼大「つまりは、無計画で行くと」
蒼士「何もできないで終わるということだ」
啓子「うっさいわね。そんなの、私たちの勝手でしょ」
蒼真「ふははははははは! まあいい」
蒼大「修学旅行後は」
蒼士「悔し涙で枕を濡らすがいい」
啓子「はいはい」
伽耶「あんたたちは、決めてるの? 自由時間、どこに行くか」
蒼真「無論だ!」

バッと紙を出す。

蒼大「見ろ! この完ぺきなスケジューリングを」
啓子「うわー。文字で真っ黒」
蒼士「1分単位で、計画を練ったのだ!」
伽耶「ふーん」
蒼真「うおっ! 反応が薄い!」
蒼大「なぜだ!」
蒼士「なぜ、俺達を褒めないのだ?」
啓子「はいはい。コントは他のところでやって」
伽耶「私たちは私たちの計画で楽しむんだから」
蒼真「ふんっ!」
蒼大「修学旅行後に」
蒼士「後悔するがいい」

場面転換。
渋谷。人で賑わってる。

啓子「ふわー! すごい人」
伽耶「はぐれないようにね」
啓子「わかった」

そのとき、人ごみをかき分けて進む、3人。

蒼真「ど、どいてくれ!」
蒼大「時間がー時間がー!」
蒼士「急ぐのだ! あと、30秒で店につかなければならないんだぞ!」
蒼真「ぬおおおおお!」

啓子「……なにあれ?」
伽耶「……他人のフリしよ。他人のフリ」

場面転換。
店内。

啓子「うわー、伽耶、見て見て! このアクセ、可愛くない?」
伽耶「いいね。一緒に買わない?」
啓子「うん。買お買お!」

そのとき、3人がやってくる。

蒼真「はあはあはあ……」
蒼大「なんとか、時間内についた……」
蒼士「いかん! もう、出発の時間だ」
蒼真「なにっ!」
蒼大「いくぞ!」
蒼士「うおおお!」

3人が走って行く。

啓子「……なにあれ?」
伽耶「さあ……?」

場面転換。
教室内。

啓子「いやー、なんだかんだ言って、修学旅行、楽しかったねー」
伽耶「うん。東京もやっぱり、よかったね。また行きたいなー」
啓子「ねー」

スタスタと3人が通りかかる。

啓子「あ! 蒼(あお)い三バカトリオ。あんたらは修学旅行、楽しめた?」
蒼真「……だ、黙れ」
蒼大「くそ……」
蒼士「……どうしてこんなことに」
蒼真「もう一度、やり直したいな」
蒼大「……ああ」
蒼士「……そうだな」
啓子「めっちゃ、後悔してる」
伽耶「……だね」

終わり。

〈前の10枚シナリオへ〉   〈次の10枚シナリオへ〉