シナリオ本編

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【シナリオブログ】蒼天の星のように①

人 物 表 京 四 郎 ( 2 1) ス リ 師 お 銀 ( 1 6) ス リ 師 条 庵 ( 4 3) ス リ 師 直 江 忠 正( 4 3)代 官 今 井 一 良( 4 5)番 頭 市 蔵 ( 4 1) 中 む ら 屋 の 店 主 赤 川 重 幸( 3 2)直 江 の 部下 茂吉 ( 1 9) ス リ 師 そ の 他 1 城下町 お銀(N)「江戸時代末期。幕末と言われた時代。世間では、大騒ぎを […]

【シナリオブログ】勲章の痕⑥

○  病院・瀬羅の病室 瀬羅がベッドの上で上半身だけを起こし、立っている瑞樹の話を聞いている。 瀬羅「いい話じゃねーか。迷う事ないだろ」 瑞樹「え?」 瀬羅「今、お前の中で、どうしようか、悩んでるんだろ? だったら、消防士は辞めた方がいいな。迷いがある奴が現場にいると、迷惑だ」 瑞樹「そう……ですよね」 瀬羅「ま、お前がいない方が、課長も頭抱えなくて済む分、楽になるだろ。それに、俺もすぐ現場復帰す […]

【シナリオブログ】勲章の痕⑤

○  病院・集中治療室 人工呼吸器を付けて、ベッドで寝ている瀬羅。 ○  同・集中治療室前 椅子に座って俯いている瑞樹。 その隣に黙って座っている仙石。 扉の前に立っている石尾。 瑞樹「……私のせいです」 石尾「最終的に許可を出したのは俺だ」 瑞樹「……」 石尾「お前はもう帰れ」 瑞樹「そんなっ!」 石尾「あと、三時間後には出勤だろ。少し、休んでおけ」 瑞樹「大丈夫です」 石尾「瀬羅がこんな状態だ […]

【シナリオブログ】勲章の痕④

○  三下消防署・事務室 瀬羅と石尾が机に向かって報告書を書いている。 そこに瑞樹が出勤してくる。 瑞樹「昨日の火事って、どんなんでしたか?」 瀬羅「……朝の挨拶より、先にそれか」 石尾「まあ、雨宮らしいと言えば、雨宮らしいな」 石尾の机の前に立つ瑞樹。 瑞樹「で? どうだったんですか?」 石尾「燃えたのは清月町にある広場の松の木。警察の方では、放火の可能性があるって、捜査してる」 瑞樹「怪我人は […]

【シナリオブログ】勲章の痕③

○  バー 瑞樹と仙石が並んで座っている。 瑞樹「まさか、こんなところで会えるなんて思いませんでした」 仙石「僕もですよ。……それにしても、本当だったんですね」 瑞樹「何がですか?」 仙石「彼氏がいないって話」 瑞樹「本当に決まってるじゃないですか。ここ最近は、ずーーーといないですよ」 仙石「(瑞樹をじっと見て)ふーん」 瑞樹「(照れて)で、でも大丈夫だったんですかね、二人で抜け出してきちゃって」 […]

【シナリオブログ】勲章の痕②

○  ショッピングモール・white snow内 瑞樹が女性店員に割引券を出している。 店員「どのような化粧品をお求めですか?」 瑞樹「えーっと、美白って言うか……」 瑞樹が顔の火傷の痕を擦る。 店員「あの、差し支えなければ、どうなさったのか、お聞かせ願いませんか?」 瑞樹「え? あっ、これですか? えっと、その……油が跳ねちゃって……」 店員「火傷ですか……。それはいつくらいに?」 瑞樹「一週間 […]

【シナリオブログ】勲章の痕①

○ アパートの前 大勢の野次馬が集まっている。 アパートの窓が割れ、そこから炎が飛び出す。 野次馬から悲鳴があがる。 アパートの前には消防車が止まっていて、消防士の防火服を着た雨宮瑞樹(25)と瀬羅海人(30)が石尾武志(45)の指示を受けている。 石尾「いいか。訓練通り、俺の指示に従えばいい。勝手な行動をするなよ。いいな、雨宮。まずは放水で火の勢いを弱める」 瑞樹がビシッと敬礼する。 瑞樹「了解 […]

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